Ninjas in Pyjamas

Xtrfy製品の開発を担当するNinjas in Pyjamas(ニンジャズ・イン・パジャマズ、通称:NiP)は、スウェーデンの首都ストックホルムに本部がある、2000年設立の世界最強のプロeスポーツチームの1つです。
Ninjas in Pyjamasストックホルム本部の様子(外部サイト:写真あり 英語記事)

CS 1.6(Counter-Strike 1.6)、CS:GO(CSGO、Counter-Strike: Global Offensive)をはじめとした、Counter-Strikeシリーズの強豪チームとして広く知られています。

Ninjas in Pyjamasは設立後、数々のタイトルを獲得し、Counter-Strikeの歴史上最も成功を収めたチームの一つです。数々の大会での優勝を果たし、これまでに獲得した賞金は2019年7月時点で累計2,667,757ドルにのぼります。

2001-09-02 - 2001 CPL Europe Berlin [優勝]
2001/12/09 - 2001 CPL Winter [優勝]
2006/06/20 - WSVG DreamHack Summer 2006[優勝]
2006/08/27 - NGL-One Season 1 [優勝]
2014/08/17 - ESL One: Cologne 2014 [優勝]
2016/04/17 - DreamHack Masters Malmö 2016 [優勝]
2016/09/11 - StarLadder i-League StarSeries Season 2 [優勝]
2016/11/20 - Intel Extreme Masters XI - Oakland [優勝]
2017/07/15 - DreamHack Open Valencia 2017 [優勝]
2017/11/19 - Intel Extreme Masters XII - Oakland [優勝]

Ninjas in Pyjamasの歴史

Ninjas in Pyjamasは2000年6月、Tommy “Potti” IngemarssonとTootziによって設立されたクランです。スウェーデンのCounter-Strikeシーンからメンバーを集め精力的に活動していました。

結成から半年後の12月には、有名なオフラインLANイベントに出場します。メンバーのうち何人かは参加できず、急遽メンバー交代を強いられるというアクシデントがありながらも、4位という立派な成績を飾りました。その後、2000 Baddage’s CPLで優勝を飾り、スウェーデン国内の最強クランとして名を馳せることとなりました。

翌年にはクランからチームへと移行し、Emil “HeatoN” Christensenを含む新メンバーが加入し、活動を加速させます。何人ものプレイヤーが去り、新たなメンバーが加入するなど、チームとして激しい動きがありながらも、「2001 CPL Winter」で優勝。

しかし2002年、HeatoNやクラン創設者であるPottiを含む主力メンバーがスウェーデンのライバルチーム SK Gaming へ移籍することが決定し、Ninjas in Pyjamasは一旦終了。その3年後の2005年には、SK Gamingの主力メンバーが参加し、再結成を果たします。

翌年、「WSVG DreamHack Summer 2006」で優勝、「World Cyber Games 2006」で準優勝と優秀な成績を収め、2007年に再び解散します。

2012年、5年間の沈黙を破り、HeatoNが「Ninjas in Pyjamasの再結成」を発表します。CS 1.6からCS:GO(Counter-Strike: Global Offensive)へと舞台を移し、Counter-Strikeシーンの有名プレイヤーを迎えて活動を開始。

87勝0敗の無敗伝説
その後Ninjas in Pyjamasは、半年間オフライン大会で無敗を誇る最強チームへと成長します。LANイベントにおいて87勝0敗という驚異的な「無敗伝説」は、Counter-Strikeシーンにおいて今も語り継がれる快挙です。

Emil "HeatoN" Christensenの存在

Emil "HeatoN" Christensen

プロeスポーツチーム Ninjas in Pyjamas の創設者は、CS 1.6の伝説的なプロプレイヤーとして知られるEmil "HeatoN" Christensenです。

HeatoNの趣味はアイスホッケーでしたが、怪我が原因で引退することになりました。そんな時、とある友人(RevolutioNのCounter-Strikeプレイヤー fRa1L)が、Counter-Strikeをプレイしないかと持ちかけました。

HeatoNの初の実績は、自身もNinjas in Pyjamasメンバーの一員として戦い、優勝を勝ち取った、2001年の「Cyberathlete Professional League World Championship(CPL)」です。なんと驚くことに、これは友人からCounter-Strikeのプレイを促された年の出来事です。

その後、HeatoNを含むメンバーの大半はスウェーデンのSK Gamingに移籍しました。

SK Gamingとしての経歴も華々しいもので、2003年には「World Cyber Games Counter-Strike championship」への出場が決定し、4位という素晴らしい結果を残します。

その翌年、HeatoNは最も優れたプレイヤーの証である「Best Counter-Strike Player of the Year」の候補者にノミネートされましたが、惜しくもSK GamingのPottiに敗れました。しかし当時からトッププレイヤーであったことに間違いはありません。

結果として、SK Gamingはチームとして素晴らしい結果を残しましたが、2005年の初めにHeatoNはSK Gamingとの契約を更新しないことを表明し、Ninjas in Pyjamasの再結成を発表します。

再結成を果たしたNinjas in Pyjamasは、メンバーを改革して2006年に2度の優勝を果たします。HeatoNは2007年にコーチに転身し、同じ年にチームは再び解散します。

HeatoNは、SK GamingとNinjas in Pyjamasの2チームでの活動を通し、公式大会での計9回の優勝を経験しています。

2001/09/02 - 2001 CPL Europe Berlin [優勝]
2001/12/09 - 2001 CPL Winter [優勝]
2002/06/24 - 2002 CPL Summer [優勝]
2003/08/03 - 2003 CPL Summer [優勝]
2003/10/18 - World Cyber Games 2003 [優勝]
2003/12/20 - CPL Winter 2003 [優勝]
2004/08/01 - 2004 CPL Summer [準優勝]
2004/11/01 - Nollelva Degital Event 2004 [優勝]
2006/06/20 - WSVG DreamHack Summer 2006 [優勝]
2006/08/27 - NGL-One Season 1 [優勝]

HeatoNは、最も成功を収めたCounter-Strikeプレイヤーの一人です。個人が受け取った賞金総額は、約88,772ドルにのぼります。

これ以降Ninjas in Pyjamasは、コミュニティの間で伝説のCounter-Strikeチームとして語られることになります。
そして2012年、HeatoNが約5年の沈黙を破り、Ninjas in Pyjamasの再始動を発表します。舞台をCS 1.6からCounter-Strike: Global Offensiveへと移し、GeT_RiGhT、f0rest、Xizt、Fifflaren、FribergといったCounter-Strikeシーンでよく知られる最高のメンバーを迎え、再び競技シーンで世界最強のチームへと登り詰めることを目指すのです。

参考までに、「Xtrfy M3」はHeatoNにフォーカスを当てたゲーミングマウスです。

XtrfyとNinjas in Pyjamas

Ninjas in Pyjamasの創設者であり、Counter Strikeの伝説的なプロプレイヤーでもある Emil "HeatoN" Christensen は、Xtrfyに商品開発を依頼しました。

そこで生まれたのが、Xtrfy初のゲーミングキーボード「XG1-R ゲーミングキーボード」です。Ninjas in Pyjamasはこれに大きな可能性を感じ、それまでの競技シーンの歴史では前例が無かった「ゲーミングデバイスメーカーとプロプレイヤーの深い協力関係」を結ぶことを決意したのです。

”最高のシーンで戦う選手たちには、最高のeスポーツ機器でプロシーンに臨み、最高の戦績を残すための環境を与えるべきだ” これがHeatoNがXtrfyとの提携に至った理由であり、紛れもない「事実」でもあります。

これ以降Ninjas in Pyjamasは、Xtrfyとの協力のもと、選手が製品の開発に深く関わり、自分たちの手で実際にテストしたeスポーツ機器で、試合に臨むようになりました。

従来のプロゲーマー達は、ゲーミングデバイスメーカーとのスポンサー契約を結んだうえで、メーカーが開発する製品から自分に合ったものを選んで使用してきました。

一方で、Ninjas in PyjamasのメンバーはXtrfyの製品開発に関わり、開発過程でメンバーの意見が取り入れられ、自身の手でデバイスがテストされているのです。

Xtrfy オフィス動画(Ninjas in Pyjamasのゲーミングハウスと同居しています)

Xtrfyのオフィスは、Ninjas in Pyjamasのゲーミングハウス内にあります。これはXtrfyとNinjas in Pyjamasが深い協力関係にあるということを示す一つの事例です。